裁断した布が伸びた?各パーツが合わない。粗裁ちしていますか?

この記事では、正しく各パーツを作るにはどうしたら良いか、について書いています。

はじめに

最初の頃、私はパターンを切り終えたらすぐにミシン作業に取り掛かりたい派でした。ですが、パーツを合わせてみたらなぜか合印が合わないということが多々ありました。

 

また、縫い終わってトルソーに作品を着せ、1日経ったら「あれっ。なんか裾の・・・長さが変わった???」と思うことがありました。これは地の目をバイアスで作成したときによく発生していました。

 

そうです。お店で選んだお気に入りの布に早く手をつけたくて、早く完成させたくて、重力によって布が布の重み自体で変化することを見越さず着手してしまったため発生したのです。

 

せっかく時間をかけて選んだお気に入りの生地を、もっと型紙(パターン)に忠実に製作したい、とひしひしと感じ「裁断の下準備の作業」を見直すことにしたのでした。

さて、ここでは粗裁ち、吊るし、裁ち直し(正裁ち)という3つの下準備の作業を紹介していきたいと思います。

 

 

粗裁ちについて

粗く裁つということばの通り、生地にパターンを配置し、縫い代よりおおきくざっくりと裁断することです。

どのくらい大きく切るのかというと、1cm以上です。

 

ですので、パターンを縫い代ギリギリで配置してはいけません

 

かなり余裕を残した状態で配置します。もちろん、生地はすこし余分めに用意する必要があります。

パターンに記されているカーブや細かいデザインは無視です。四角や台形・多角形などのわかりやすい形にざっくりと生地を裁断します。

 

 

吊るしについて

さて、粗裁ちが終わりましたら、しつけ糸を使って実際の縫い線で仮縫いを行います。前後身頃の中心線はざっと何箇所か留めあわせればよいです。ですが、

肩だけはしっかり仮縫いします。重みが一番かかる部分なので。

 

脇の仮縫いはどちらでも良いです。もちろん、したほうがいいに決まっていますが・・・。

接ぎスカートの場合は、接ぎパーツもちょいちょいと縫いつけてください。きっちりと縫いあわす必要はありません。

 

ひと通り、重みのかかりそうなパーツを縫いあわせたら、ハンガーなどに吊るしてすくなくとも一晩おきます。2〜3日がちょうどいいと書いてあるところもあるくらいです。しっかり吊るしてください。

 

 

裁ち直し(正裁ち)について

一晩おいたら、仮縫いをすべて外し、もとのパーツごとの姿に戻します。

 

それぞれのパーツにパターン(型紙)をもういちど載せて伸縮をチェックします。
スカート部分などは伸縮が大きく、最初に写した線や合印とは合う影もなくまったくあわないという状態のこともあります。

 

私のワンピースのスカート部分は、たった1番吊るすだけで5cm以上ずれていました。

 

重力によって地の目も変化します。この変化は必要のある歪み(着用時の自然な姿)と考え、ここから地の目を整え直す必要はないと思っています。

 

ということで、もう一度パターンを写し直します。(調整)
とても面倒なのですが、本気の根気でがんばります。一歩ずつです。

 

このときできれば、最初に写したときとはちがう色のチャコを使いましょう。最初の線がくっきり残っている場合、混乱してしまうためです。

作業が終わりましたら、こんどは新しい&正しい縫いしろ線で裁ち直し(裁断)をします。

 

以上が、正確にパーツを作るためのテクニックとなります。

 

 

最後に

バイアスで作る、と書かれたパターンは重力の影響をかなり、・・・かなり受けます。

「バイアスで・・・」というひとことを見つけたら、つるしが必要かどうかをすぐに思い浮かべてください。

それでも出来上がったあとに、裾が綺麗に同じ高さにならなかったら、裾が同じような高さになるように実際に着るか、トルソーにかぶせるかして少しずつ調整するしかありません。裾上げ以前に気づけばラッキーですが、裾上げしてしまった後なら丈がかなり変わってしまいます。

これはもう、あきらめるしかありません。

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