こんにちは、サノメイです。
長らく海外にいましたので、久しぶりの投稿となります。
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はじめに
今年は異常に暑いですね。今日も36度くらいでしょうか。ヨーロッパのわりと涼しい土地から帰ってきましたので、気温だけでなく、湿度にむせかえって息が苦しいです。はい。
私、わりと日本の暑さには強いほうなのですけれどね・・・。
さて、この暑さの中、みなさんどんなお洋服をきてらっしゃいますか?
私はほとんどの日、ほとんどの時間、家で過ごす、かなりな家の虫です。
ですので、ラフなおうち服でほとんど過ごしているのですが、最近は
「服を着ること自体があつーーーい!」
と、コットン生地のパジャマでさえ、暑くて着て寝ることができません。
(あ、私のパジャマ(既製品)的な寝まきはすべて長袖長ズボンなのです・・・。)
そこで、真夏に着心地のよい「服」の定義とはなにか?
をあらためて考えてみました。
真夏でも着心地のよい「服」の定義
- 風通しがいいこと & ピッタリしていないこと(ゆとりがある)
- 軽いこと
- 汗を吸いやすい生地であること
- 体との接着面が少ないこと
と、こんな感じでしょうか。
素材と形が重要ということですね。
ご家族がいらっしゃる方は、お揃いなどでキッズ用も欲しいところですよね。ということは以下の条件も備えていれば「なおよし!」というところでしょう。
- お安い生地であること
- バシャバシャ洗えること & 乾きやすいこと
- アイロンがいらない & シワがあっても気にならない
- 簡単に作れる & 作成時間が短い
では、それぞれの定義にある素材と形について明確にしていきたいと思います。
真夏に適したお洋服の「素材と形」
ここではおもに「お家服」を考えたいと思います。
もちろん、ちょっとお庭に出たり、宅配を受けるくらいなら平気な形がいいですよね。かつ、寝間着(パジャマ)としても使えること。
(私がもとめるお家服って・・・。ゆるっと怠惰なもので、すみません。)
夏に適した素材について
まず、化学繊維は避けたいところです。日本の湿度の高い夏に、化学繊維の入った生地を使うとベタベタと肌につき、あまり爽快ではないです。
風が強ければ、もしかすると、さらっと爽快なのかもしれませんが、その場合ポリ100%などではなく、ポリ混xx%と書かれたものがいいでしょう。ポリ100%だと熱がこもりやすいです。
化学繊維の生地、個人的には「シワになりにくく」「さらっとしていて」大好きなのですが、日本の夏にはあいません。冬や旅行服には最適なのですが、湿度の高い日本の夏には厳しいです。
お家服ですのでお安く済ませたいですし、
ここは「綿(コットン100%)」の一択 ではないでしょうか。
「麻」は?「麻」も涼しそう、と思う方もいらっしゃると思います。
麻も確かに涼しくてよいですが、ちょっと着心地が固いんですよね。どちらかというと、男性向けでしょうか。
そして、綿(コットン)よりコストが高い。
綿よりかはシワになりにくいのですが、その差はあまりありません。
ということで、やっぱり「綿(コットン)」の一択だと思います。
では、綿を使ったどんな布を選べばいいか?を、次に明確にしましょう。
購入する生地について
綿で作られた布といっても、いくつか生地の種類がありますね。
ここでは、家の中で着る分には透けがさほど気にならない程度の薄い生地をあげています。
(外出にて、つよい光が当たったときの透けは想定していません。ものによっては、体のラインがとっても透けてしまうかもしれませんのでご注意ください。)
では、それぞれの特徴をあげてみたいと思います。
ガーゼ・ダブルガーゼ
薄くて透け感のある生地です。ガーゼは1枚で作られているので透けますね。ですので、「洋服作り」にご購入される生地はきっとダブルガーゼでしょう。
この生地のよいところ
- ふんわりと柔らかな肌触りで、なんといっても着心地抜群です。
- 絵柄のちがうガーゼを重ねて作った、胸キュンレベルのかわいいものがたくさんあります。
- 通気性がよく、吸湿性がとってもよいです。
- とても軽い。
- 洗濯するほど繊維がなめらかになる。
- シワが気にならない。
この生地のちょっと考えてしまうところ
- 透けやすい
- パジャマっぽくなってしまう(より寝巻きっぽく)
- ベビー用っぽくなってしまう
- 扱いが難しい
- ちょっとお高めである
私的には、ガーゼ生地はちょっとハードル高めです。
機能性はとてもよいのですが、太陽かんかん照りのお昼間に着るのは、TPO的にですが、なんだかちょっと合わない気がします。また、可愛いものはやはり少しお高い。寝る時間の多い、ちいさなお子様にはピッタリな生地なのですが、大人にはちょっと甘すぎるかもしれません。
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ローン
タナローンで有名なローン生地ですね。
この生地のよいところ
- 扱いやすい
- 柔らかい
この生地のちょっと考えてしまうところ
- お値段
少しお高いということ以外に悪い面が思いつきません。みためが可愛い発色のよい生地はそれなりのお値段がします。扱いやすいですし、余裕のある方にはおすすめです。たまにポリローンがありますのでご注意ください。
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スケア(スクエア)
好きです。スケア。
薄くてシワになってもあまり気にならない柄がたくさんあります。そしてお値段もお手軽です。
この生地のよいところ
- お値段
- さらっとしていて、わりと張りがある
- いろんなプリント柄がある
- やや薄手〜普通の厚さ
- あまり透けない
この生地のちょっと考えてしまうところ
- 特になし
可愛いスケアを見つけたら、ぜひお家に連れて帰りましょう。(もちろんお支払い後に)
スケアー水玉プリント生地≪キャンディードットシリーズ≫ビーンズドット柄の生地かわいいサイズのカラフルな7mm水玉をプリントした生地です。いろいろな用途にお使いいただけるようたくさんの色をご用意しました。
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ブロード
無地が多くあります。お安いです。無地を探している方は、まずお店で「ブロード生地を探しています」といえばすぐに見つかるほど、どこにでもあります。
良いところも考えてしまうところも「スケア(スクエア)」と同じです。
無地をお探しの方は、ブロードを探してみてはいかがでしょうか。
人気の定番生地!40S ブロードギンガムチェック柄生地【スモール】約3mmチェック柄
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シフォン
上級者向けです。薄いので縫うのが難しいです。ペラっと1枚ではきれません。必ず裏地が必要になり、裏地がない場合は中にもう一枚、ロングキャミなどを着る必要があります。
風合いを生かすために、かなりの大きさが必要になるでしょう。
シフォンマキシワンピや、ロングスカートは可愛いのですが、今回は「簡単!お家服」についてですので、用途に合いません。
絵柄について
夏ですので、個人的には柄物をお選びになるのがいいと思います。ここであげた生地は、わりとペラペラな薄いものですので、無地だとペラペラ感が増してしまいます。
扱いやすいのは、ボーダー柄や水玉柄でしょうか。
水色のボーダー柄など、かわいいですよね。
黒地に白の水玉柄なら、黒を着ているのに重すぎません。
お花柄を選ぶのなら、小さいものより大きな絵柄のほうが夏らしいと思います。
ベビートーン色の絵柄ならお家で着ていても、とっても可愛いです。体が軽くなります。(気分だけ)
真夏に適した形(パターン)について
そうですね、どう考えてもワンピース一択ですよね。
いつも思うのですが、男性も家のなかではワンピース着れば涼しいのに・・・って思っています。見た目的には、Tシャツと下着で歩きまわられるより、裸にワンピ羽織っているほうがきっと涼しいし、なんだかいいような。下着ってゴムでウエストに留まっているから、ウエストに汗をかくだろうし、ボクサータイプの方はお尻にお股にぴっちり張りついてきっと蒸れるだろうし・・・。とくに痩せていない方は。男性用の夏用お家ワンピを考案しようかな・・・っと、脱線してしまいました。ごめんなさい。
ワンピースも、ちょっとルーズ(大きめ)なものが風通しが良いですね。
着丈はひざ下くらいが望ましいです。
なぜならめくり上がりにくいからです。夏用のワンピは生地が軽いのでひらひらしやすいです。階段の上り下りでも、膝丈ならチラ見えが気にならないですし、洗濯を干すときにもお外でひらひらしなくてよいですしね。クーラーの冷えも軽減されます。
ちょっとお庭に出るときも、太陽が直接当たらないひざ下丈がお役立ちです。スカートの重みでシワも軽減されますしね。
過ごしやすさを考えると、やっぱりひざ下がベストではないでしょうか。
また、胸の部分にだけ、接着芯を重ねてすこし厚みをもたせておけば、下着(ブラ)を着けなくとも透けが気になりません。
お家ワンピに適した形、着目点
風通しがよい形を明確にするとこんなかんじでしょうか。
- 首(デコルテ)が広めであること
- 肩(肩紐?)部分が細くないこと
- 脇がお外できるおしゃれワンピより大きめであること
- Aラインでウエストが絞られていないこと
- スカートにゆとりがあり、ふわっとしていること
- ひざ下丈であること
- 簡単なパーツで構成されていて、縫う作業が少ないこと
- ファスナーやボタンがいらない。
- Tシャツのようにかぶって着れる。
型紙を載せたいのですが、データ化できていないのです。
完成しました!
これらをまるっと叶えたワンピースを作りました。
こんな感じです。
- 生地費用 880円(110*250の綿100% すこし余った)
- 作成時間 2時間
- 備 考 アイロン作業あり(接着芯等)
完成写真
お洗濯しました。アイロンしていない状態です。
背が高めの私ですが、着るとちょっと子供っぽいスタイルになり、軽くて涼しくて、楽しい気分になります。
もちろん風通しは抜群。ご覧になってわかるように、中が見えない程度に脇を少し大きめに作っています。
可動性も抜群。とっても動きやすいんです。
着てみるとかわいいし、大満足です。
さいごに
おかげさまで、こちらの快適ホームウェアがあるので、お家用に・・・と捨てられずにいた古いお洋服をいくつか捨てることができました。
Tシャツ、短パン、ジャージっぽいものなど、お外ではもう着ないけど・・・と温存してしまっていたちょっとダサ目のお洋服たち。さようなら。
あぁ、暑い。
海は暑いので、屋内プールにでも行きたいな。
水着、可愛いーーー。新しいのほしい。
水着も作れたらいいのに。
いやいや、型紙、早くデータ化しないとー・・・。
では〜。