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はじめに
高くても安くてもブランドのものであっても、毛玉になるものはすぐに毛玉になりますよね。安い物が毛玉化するのは諦めもつきますが、高い物が安いものと同じ勢いで毛玉化するとなんだか腹が立ちます。笑
今回は、洋裁ではありませんが毛玉化しにくい素材について書きたいと思います。
ニット・セーターの買いかた
安い・高いは関係ありません。買うときには必ず品質タグ(成分表示)をみましょう!見慣れてくると、安っぽいアクリルのものは見るだけですぐにわかるようになります。
たとえそれがネット上の写真でも「あ、これはダメな素材だ」と見分けられるのです。
安くても自然素材のいいものはあります。逆に、はやりの形や1年しか着ない!と割り切れば安いものでいいと思います。
- ずっと着たいものか
- すぐに着つぶしていいものか
寿命をかんがえて購入しましょう!
毛玉ができやすい素材
アクリル100%
化学繊維のアクリルは硬くて強い繊維。ポンポンを作るときのビニール紐や新聞や段ボールを縛るビニール紐をイメージしてください。引っ張っても切れることのない硬い繊維ですよね。
そして化学繊維なので静電気の影響を受けやすい。ビニール紐は静電気でくっつきますよね。なので摩擦も起きやすいです。こすれるととっても絡まりやすい。そしていちど絡まってしまうと毛玉が取れにくいのです。毛玉取りなどでもこの毛羽立ち・毛玉はなかなかとれません。
最近のセーターはアクリル100%でできたものがたくさんあります。
あちらも、こちらもアクリル製です。なので、長く使いたいシンプルな形のものは、アクリルを選ばない方が良いです。今年だけでいい!と思うものはアクリルで十分です。
ウール100%
ウールは自然素材(動物性)ですがアクリルと同様に絡まりやすいです。アクリルと違うところは毛玉になっても取りやすいという利点があります。
ずっしりと重いウールもありますが、軽く織られているものもあります。
冬のものはどんな素材でも毛玉になるので、どうせなら取りやすいものがいいのですが、ウール100%のセーターやニットはそもそもお値段が高いのですよね。長く着たいものはそれに見合うお値段だということですね。
毛玉ができにくい素材
コットン、麻、シルクなどの植物性繊維100%
このような薄手の素材は毛玉になりにくいです。ですが、カーディガン程度に薄いですので冬素材としてはすこし弱めです。
ウールやアンゴラなどの動物性素材にこのような植物性繊維が混ぜ込まれているもの、動物✖️植物ミックス素材は優秀ですのとってもおすすめです。
自然素材に化学繊維が入っていたら要注意
さて、では自然素材に化学繊維が入っている場合も多々あります。コットン✖️アクリルミックスや、ウール✖️アクリルミックスですね。よく見かけるとおもいます。
自然素材に化学繊維がまざると、途端に毛玉になりやすい素材になってしまうので注意してください。いちばん避けるべき素材はこれらです。アクリル100%よりもこのようなミックス素材の方が要注意かもしれません。
ウール、カシミヤ、アンゴラなどの動物性繊維100%
上にも書きましたが、ウールは毛玉ができやすいです。ですが割と取りやすいという利点があります。カシミヤやアンゴラについてもそう。つまんで引っぱればすぐにとれます。
動物性素材のお手入れ(お洗濯)
動物性素材、とくにウールは「水洗い」で縮みやすいのでつけ置きの押し洗いがおすすめ。柔軟仕上げ剤も忘れずに!頻繁に洗う必要もありません。ジーパンなども頻繁には洗わないですよね。それと同じ方針で着ましょう。
そもそも動物たちを思い浮かべてください。お家の猫ちゃんやワンちゃんたちはずっと同じ毛皮を着ているわけですが、毎日来ているものだからと言って、2日に1回などの頻度で猫ちゃんを洗ったりしませんよね。
明確に汚れたり、どうしてもニオイが取れないとき以外はなるべく洗わずに着まわしましょう。
1日着たら、2〜3日以上はおやすみさせる、そんな着方をしましょう!なので、動物性ニットは何着か色や形違いをそろえておき、毎日同じものを着ないという方法が長持ちします。
お洗濯の備考
もし、タグに「ウォッシャブルウール」と書かれていたり、そういう製品名になっている商品であれば普通にデイリーに洗濯機で洗っても大丈夫です!!
汚れやすい子供服などはウォッシャブルのものを選びましょう。
おわりに
リュックや抱っこ紐ですれて毛玉ができる、というのはどうしようもないようです。でも最近は抱っこ紐につよいニットもあるようです。どのようなものかよくわからないですが、調べていてくださいね!
ではー!